LOG IN

縄文時代・弥生時代を思う

by 有賀たいぞう

小学生のころ、近所の友人から、縄文土器の破片をたくさん貰ったことがある。友人の実家の畑には、縄文土器の破片がいっぱい落ちているらしい。縄文土器が、身近に存在していることが驚きだった。

小学校の通学路近くに、貝殻などの化石が取れるところがあった。化石って、特別なところへ行かないと見つからないと思っていたのに、身近なところにあって、夢中で採集した記憶がある。

こんなふうにして収集した縄文土器や化石などを私の宝箱(お菓子が入っていた箱)へしまっておいた。いつの日か、宝箱を開けてみたら、中身が空っぽになっていた。家族の誰かが、捨ててしまったらしい。とても悲しかった。

『縄文ー1万年美の鼓動』という展示会が7月から開催されている。縄文時代の出土品のうち、国宝に指定されたものが6品あるが、この6品とも出品されている。この展示会へ行ってきたが、有名な縄文土器が一同に揃っていて壮観だった。

縄文土器には、原始を思わせる力強さ、根源的に心の底から惹きつける何かがあるように感じる。縄文土器を見ていると、遠い昔を思い出せるような気がする。

静岡市には、弥生時代の農耕集落の遺跡である登呂遺跡がある。教科書にも掲載されている有名な遺跡だ。先日、近くへ行ったついでに、登呂遺跡を見学してきた。帰りにミュージアムショップへ行って、「土偶って、いいよね」などと言いながら、土偶のミニチュアなどを買った。机の上では、かわいい土偶たちが笑っている。

先日、10数年来の知り合いに会った。この知人は、会うたびに、いつも新しいことをしたり、面白い試みをしている。今回会ったら、いきなり治療のようなことが始まった。体を触って治療するわけではないのに、あ~ら不思議、一緒にいた人の痛みが治った。弥生時代後期から作られたある形を書くと、ものすごく良くなるそうだ。西洋医学とは別の不思議な世界があるのかもしれない。

弥生時代につくられた銅鐸を使って治療をしている人もいるらしい。手に痛みがあるときは、勾玉のような形にすると痛みが和らぐ。勾玉は、治療の道具として使われていたという説もある。

縄文時代につくられた遮光器土偶は、宇宙人を思わせる。石井健之介さんによれば、遮光器土偶は『yoya=夜弥』と呼ばれる太陽神だそうだ。遮光器土偶には、まだ解明されていない秘密があるような気がする。

縄文時代、弥生時代につくられたものには、現代人には解明できていない秘密が隠されているに違いない。縄文時代や弥生時代には、どんな文明があり、どんな素晴らしい叡智があったのだろうか。机の上のかわいい土偶を見ながら、縄文時代、弥生時代に思いを馳せるのであった。

OTHER SNAPS